業界人なら、ご存知の元AWSのマーケティング統括者の小島(おじま)さんがDevRelミニで登壇されると聞き、仕事そっちのけで参加して参りました(あっ、いや仕事の一環ですよ、、、汗)。
JAWSを作り上げ、素晴らしいコミュニティとなり、今もなお広がり続けている点では、その他に類を見ないと思います。その小島さんが、この小規模の集まりで登壇されるとあっては参加しないわけにはいきません。人数を絞り込んだ会を作って頂いた中津川さんのアイデアにも感謝です!
今回は、特に心に残ったことだけを書きますが、小島さんからお話いただいた話はコミュニティに関わる人たち全てに大事なことでした。ですので、本来であれば小島さんの話を直接聞いた方がいいと思いますし、無理な場合は下記の小島さんの資料を見て頂くか、中津川さんのブログ記事を見て頂くのもよいかと思います。
≪小島さんのプレゼン資料≫
1.コミュニティのリーダーの見つけ方
リーダーの資質として、「新しいコトや情報に貪欲な人」、「人に教えるのが得意な人」、「人の話を聞ける人」を挙げられており、なるほど・・・。でも、どうやって見つけるの?というのが誰もが思うところですよね。そこも、シッカリと答えを持ってきているところが、さすがの小島さんクオリティ。
見つけ方としては、オンライン、特にソーシャルなどから適正者をリサーチして、最初のリーダーグループを形成していったとのこと。また、一人だけではなく「複数のリーダーを立てることも重要、いつでも休めるようにしておくこと」が、コミュニティを育てていくには必要で、中心的な役割を果たすリーダーが(本業などが忙しくて)疲れたときに、”すこし休んでみては?”と、そっと手を差し伸べることも大事という・・・、なんというホスピタリティ溢れる対応!!そこまで気遣っているのか・・・と、感動した次第です。
2.コミュニティとしての場の作り方・維持の仕方
集まりやすい場をつくること、特に「ヒーローの誕生」と「内輪受け」という、コミュニティには発生しがちな環境を如何に対処するか。テーマ別の勉強会、例えば「初心者向け勉強会」、「ハンズオン」、「女子会」などのテーマしぼりにして、新しい人が参加しやすい会を催すのも、よい手段であり、会ごとの期待値がしっかりとコントロール出来れば良いとのこと。
コミュニティを継続していくための場を設定することも、状況を見ながら開催していくのが継続のためのコツ。リーダーが忙しくて開催が遠のいていたときの re:Boot や、地方などで登壇者がいつも同じでマンネリ化してしまうのを防ぐための re:Moteなど、これまた納得の施策でした(あっ、re:Capで大きなイベントに参加した人が、他の人に伝えることも大事!)。
3.マーケティングの観点から
普段、自社や顧客を含めてマーケティングを話題にし、仕事として接しているものとしては、「アウェアネスとデマンドジェネレーションの違いを理解してますか?」という問いが一番響きました。いつも、セミナーやコンサルティングの現場ではお伝えしてきていますが、どうしてもアウェアネスを意識してしまいますよね。
でも、顧客にとって自社の製品やサービスをジブンゴトにしていただくためには、我々が施策を検討・実施していく中で、デマンドジェネレーションを強く意識し、考えないとダメなんだなと改めて考えさせられました。
4.最後に
中津川さんのブログのタイトルにもなっていますが、とにかく「圧倒的な熱量!」を振りまかれた小島さんのパワーに唯々、圧倒された会でした。懇親会への誘うためのファシリテートも素晴らしく、大いに盛りあがり、あっという間に終わった心地よい会となりました。是非、別の機会にでもご一緒させて頂ければ幸いです。
ありがとうございました!小島さん!!
これからも旅を続けられるとのコトでしたので、道中はお気を付けて!
また、どこかでお土産話を聞かせて頂きたいですし、私もお土産話になるような成功事例を作っておきたいと思います。