展示会レポート:ARM社 – Embedded Technology/IoT Technology 2016

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Embedded Technology/IoT Technology 2016 のARM社ブースのレポートです。

ARM社のブースでは、同社のチップを使用したボードを開発・販売しているメーカーのコマを中心にブースを作られていました。

ARM mbed 対応ボード ラインアップ

ARM mbed 対応ボード ラインアップ

2014年にmbedを発表して以来、着実にOSのバージョンアップを重ねて、Ver.5に至っているmbed OSですが、対応しているボードも30以上(上記の写真参照)にもなってきており充実度が増してきています。振り返りになりますが、mbed OSはLinux OSよりもライトなOSであり、エンベッドのような小さなデバイスのための共通プラットフォームです。

詳しくは、mbed OSのサイトや、ASCII.jpの「ARMは「mbed」プラットフォームでIoT時代を実現させる」の記事をご参考ください。

MESHの即売会

MESHの即売会

その他にも、SONYから発売された話題の製品MESHの展示と即売会がおこなわれていました。

MESHに市販センサーを組み合わせた事例

MESHに市販センサーを組み合わせた事例

これから、MESHの活用事例が増えてくると、もっと面白い使い方や新たなMESHが増えてくるのではないかと期待しています。面白いデバイスですが、実用性というか必要性のようなものが無い製品は、アーリーアダプターの方々が使い方や周辺ツールとの組み合わせたものを開発していく必要がありますし、それ自体が楽しいのでワークショップやセミナーなどを積極的に展開していただければと願っております。

MESHライト

MESHライト

MESHライトは、右端に見えているオセロのようなタグをひっくり返すと、電気がついたり消えたりする仕組みです。UI的に面白いですし、アフォーダンス的だし、分かりやすいです。

MESHライトのシーケンス処理

MESHのシーケンス処理

MESHを使って、シーケンス処理をおこなわせることも出来ます。この画面では、ランダムにスピーカーをならしたり、向きが変わったらライトを付けるなどのシーケンス処理が定義されていました。

まとめ

MESHに気を取られすぎて、他のコマに回れませんでしたが、mbed OSがウェラブルなどサイズ感が重要なデバイスに適用され広がっていく可能性を感じました。エンジニアとしては、Linuxベースの方が学習コストが低いのですが、デバイスメーカーの開発コスト削減や、通信デバイスなどの抽象化によって、アプリケーション開発側もコストを削減できるため、mbed OSのもたらす価値は高いと思います。

また、同社の製品は今回のET/IoT Technology アワード 2016のEmbedded Technology 優秀賞に選ばれています。
参考:ET/IoT Technology アワード 2016受賞社が決定

選ばれた製品は、自律走行車向けのプロセッサー「Cortex-R52」です。
参考記事:ARMが自動運転車を狙い、リアルタイム処理向け新CPUコア

今後、いろいろなデバイスの登場を期待出来るのではないでしょうか。

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