CMC Kickoffレポート その3

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佐藤菜摘氏

2016年11月24日(木) THE BRIDGE Xにて、Community Marketing CommunityのKickoffが開催されました。レポート3回目は、株式会社PFUの佐藤 菜摘氏の講演です。

Omoidoriとは何?

同氏は、iPhoneアルバムスキャナ「Omoidori」のエヴァンジェリストです。申し訳ないのですが、この登壇を拝聴するまで、Omoidoriという製品を存じ上げませんでした。エンジニア的には、Happy Hackingのキーボードメーカーであり、ScanSnapのスキャナーメーカーなんですね、自分にとっては(苦笑)。

スキャナーを製造販売されているメーカーが、iPhoneを使用したアプリ系!?スキャナーを販売することが驚きでもありました。

このようなメーカーとしての背景がある中、新規でブランド/製品を立ち上げて、コミュニティを作っていくには、どのような苦労があったのかが当講演のキモであったように思えます。

ScanSnapのアンバサダープログラムを紹介する佐藤菜摘氏

ScanSnapのアンバサダープログラムを紹介する佐藤菜摘氏

既にブランドとして確固たる地位を得ているScanSnapの場合、アンバサダープログラムを通じてユーザーに価値を伝播しているそうです。アンバサダーには、各界の著名な方々を中心に構成されており、この辺りは他社でも行っているプログラムとそれほど違いはありません。

ただし、このプログラムの中で、ブロガーイベント以外に中小企業診断士や弁護士向け勉強会が行われていたことは非常に参考になりました。製品の特長から関係する業界/業種/職種の方々を集めて勉強会を開くのは良い方法ですよね。

新しいブランドは、コミュニティ作りのハードルが高い

前述の例は、既にブランドとして成り立っているScanSnapの例であり、佐藤氏の場合は新規でブランドを立ち上げる必要があり、ハードルが高いことが示されました。ただし、同氏はチャンスと捉え「ファンマーケティング」を実施することを決意したところに実行力を感じました。そう、新しい取り組みを始めるチャンスなんです、これって!

チャンスと考え、実行すべきと訴える佐藤菜摘氏

チャンスと考え、実行すべきと訴える佐藤菜摘氏

Omoidoriを伝えるために

今までは想い出を残すことは大変だった。アルバムにある古い写真をOmoidoriを使用することで、だれでも簡単にデジタルに永久に残しておくことが可能になった、それがOmoidoriの一番のウリ。

しかし、いい商品は出来たが良さを伝えにくい商品でもある。同氏は、このままでは売れないと考え、作り手の想いを伝えるためにPR会社を通さず極力自分たちでプロモーションしていったそうです。

PR会社では、想いが伝えられないというのは、今まさに自分にも起きていることで妙に納得しました。

実は、来年に販売予定の自社製品の記事稿をメディアのライターさんに書いていただいているのですが、中々うまく伝わらない(もちろん、渡しの伝え方がヘタクソだというのもありますが・・・汗)。やはり、作り手の想いは自ら語っても半減しますし、さらに第三者を通じて語ってもらうと・・・、言わずもがな、と思います。

そこで、同氏が行ったのが「共感の種」をたくさん蒔いたのだそうです。それは、開発秘話であったり、自分の体験談、コラム寄稿、登壇などなど。自らが、”いい意味で”自作自演されたのは、面白いですね!

その結果、Omoidoriを知った方の30%がクチコミという成果に繋がったそうです。

また、熊本の震災や南富良野の台風被害にあわれた方へ、大事な想い出をOmoidoriを使用して救済するというサルベールプロジェクトを紹介されました。

素晴らしい活動ですよね、誰しも想い出は失いたくないですもの。

このような一つ一つの活動から、テレビで取り上げられたり、各賞を受賞され、ファン作りに繋がっていったのは、登壇タイトルでもある「ファンづくりとは、想いの伝播である。」の成果の一つではないでしょうか。

その想いの伝え方が、面白く分かりやすく伝わりました。

佐藤菜摘氏の若き頃・・・w

佐藤菜摘氏の若き頃・・・w

なによりも、自虐的!?なネタを敢えて使うあたりが同氏の人柄をよく表していたのではないでしょうか(笑)

詳しい登壇資料は、下記のスライドをご参照ください。

佐藤菜摘氏「ファンづくりとは、想いの伝播である。」
[slideshare id=69707849&doc=pptslideshare-161201040940]

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