セミナーレポート:SORACOM LoRaWAN Conference 2017

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SORACOM LoRaWAN Conference 2017

IoTが注目されている今、サービスを実現する上で困るのが通信部分です。そこで、LoRaWANが注目を浴びています。本日のSORACOM主宰のセミナーは、LoRaWAN Conferenceと題して、同社のLoRaWANの取り組みや、同社のサービスを利用したユーザー企業による生の声が聞けるセッションとなっています。

≪この記事は、当セミナーのキーノートセッションのレポートです≫

SORACOMのこれまで

SORACOMでは、2015年にSORACOM Airを発表、110円で使え、ウェブ上の管理ツールで全てのSIMを管理出来るサービスを提供してきました。

十勝バスのすべてのバスにIoT端末が付けられ、バスの運行状況がわかる様になりました。決済システムでは、楽天Edyの端末に採用され、クレジットカードなどの決済のインフラを担っています。この端末は、仙台球場の売り子さんも使っており、野球が開催される日には決済端末として利用されています。

JapanTaxiでは、タクシー内にある液晶モニターに動画広告を配信するためのインフラとして使われております。また、建設機械メーカー KOMATSUのSMARTconstructionのインフラとしても利用されています。

既に、申請パートナーは260社、SORACOM認定パートナーは57社、認定デバイスは60以上に増えてきております。

セキュリティ対策用に3つのサービス

バーチャルキャリアーとして、携帯電話事業者から回線を借りており、この回線をAWSクラウドに繋いでバーチャルキャリアを実現しています。

これまでに、新サービスやリリースが10回、新機能発表34回も行われており、その中でもセキュリティの要望が高くなってきています。そこで、SORACOMでは3つのサービスを提供しています。

・SORACOM Canal(お客様のサーバーに直接接続)
・SORACOM Direct(専用線)
・SORACOM Door(VPN)

今後の展開

同社は、グローバル展開のために30億円もの出資を受けており、アメリカでもサービスを開始(AT&TT-Mobile)してします。

ソラコム、シリーズBで24億円を追加資金調達して早くも「同時多発的な」世界展開へ | TechCrunch Japan
2015年9月にIoT向けのMVNOサービス「SORACOM Air」の発表をお伝えしたソラコムが今日、シリーズBとして24億円の追加資金調達したことを発表した。今回の出資ラウンドには既存投資家のWiL、IVPに加えて、新たにVCや事業会社などが参加している。創業1年と少しで合計約31億円と、日本のスタートアップと..

このサービスで使われているSIMは、約120ヶ国で使えるSIMとなっておりますが、日本は含まれておりません。通信規格関係は、モデムの時代から日本だけが遅れてしまうので、法整備も含めて何とかして欲しいところですね。

少し横道に逸れましたが、SORACOMLoRaWANの取り込みについては、M2Bコミュニケーションズ社(出資当時は、株式会社M2B通信規格)に出資したうえで、LoRaWAN事業を進めています。

ソラコム、IoT/M2M通信に適したLPWAネットワーク(LoRaWAN)事業に参入
IoTで今後重要となる通信レイヤーのキーワード、「LPWA」という言葉を知っているだろうか? Low Power Wide Area Networkの略で、無線通信規格の一つだ。 無線LANやキャリアのネットワークを使ったモバイル通信はなじみが深いと思うが、こういった通信を自由に扱うには認可が必要だったり、

このLoRaWANの特長としては、免許不要の920MHz帯の通信で数キロという広いカバー範囲(八王子での実証実験では5台の基地局でカバー)で、低消費電力がメリットです。

LoRaネットワークサーバーもセットで提供されるため、お客様は直ぐにIoT環境を構築でき、開発を進められるのが特長です。

本日からLoRaWAN関連製品を提供開始

本日から、SORACOMプラットフォームがLoRaWANに正式サポートされ、SORACOM Air for セルラーに、SORACOM for LoRaWANが一緒に管理出来るようになります。また、同時にAPIも提供されますし、LoRaゲートウェイ、LoRa Arudino開発シールドも本日15時から販売開始されます。

LoRaゲートウェイは、セルラー通信込みですので、別途料金はかかりません。

このLoRaゲートウェイは、接続する端末の利用範囲設定ができるようになっています。デフォルトでは、プライベートネットワーク設定(自社のSIMしか使えない)になっており、シェアードモードにすると特定のお客様が使えるようになり、パブリックモードにすると、全てのお客様が使えます。

 また、SORACOMアプリケーションサービスのLoRaWAN対応に、SORACOM Harvestが追加されました。このサービスは、サーバーを持ちたくない方向けで、データ可視化までが、このサービスで実現できるようになりました。

 

本日発売の製品≫

LoRa インドアゲートウェイ AL-020
 初期費用 69,800
 月額 39,800
 2台目以降 29,800
 ゲートウェイのセルラー通信料金は込み
 SORACOMアプリケーション利用利用料込み

LoRa インドアゲートウェイ AL-020

LoRa インドアゲートウェイ AL-020

LoRa Arduino 開発シールド AL-050
 初期費用 7,980円(本日15時から発売開始、初回のみ4,980円で発売)
 利用料金 無料
 SORACOM Beam 0.0018円/1リクエスト
 SORACOM Funnel 0.00018円/1リクエスト
 Soracom Harvest 5円/日

LoRa Arduino 開発シールド AL-050

LoRa Arduino 開発シールド AL-050

シェアリングエコノミーのモデルも発売開始

所有モデルは有用なものですが、電波は有限であるため、資源を無駄なく有効に使って行くためにLPWAのシェアリングエコノミー版(LoRaゲートウェイの共有サービスモデル)も用意されています。

SORACOMが持っているゲートウェイをお客様の敷地内に設置し、通信モードはパブリックモード設定されるサービスです。(つまり誰でも、LoRaゲートウェイを使える)

SORACOM LoRaWAN 共有サービスモデル

SORACOM LoRaWAN 共有サービスモデル

また、SORACOM LoRa Spaceにて、共有ゲートウェイスポットを探すことができるサービスも同時に開始しており、パートナー企業と協業し、このシェアリングサービスのLoRaゲートウェイを十数カ所設置しています。

LoRaゲートウェイ 共有サービスモデルは、初期費用が24,800円、月額9,980円となっており、占有モデルと比較して大幅に安くなっています。

共有サービスモデルが拡がってくると、ゲートウェイを所有せずともLoRaデバイスの検証・開発・運用が行えるため、IoTの環境としては飛躍的に良くなるので素晴らしいアイデアだと思います。

同社やLoRa allianceの取り組みが進めば、日本のみならず世界中のIoT環境が良くなるのではないでしょうか。今後も、同社の取り組みに期待したいと思います。

 

≪セミナー会場で配布された同社のナノSIM≫

SORACOM Air NANO SIM

SORACOM Air NANO SIM

 

≪キーノートのスライド≫

 
 
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IoTが注目されている今、サービスを実現する上で困るのが通信部分です。そこで、LoRaWANが注目を浴びています。本日のSORACOM主宰のセミナーは、LoRaWAN Conferenceと題して、同社のLoRaWANの取り組みや、同社のサービスを利用したユーザー企業による生の声が聞けるセッションとなっています。
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