Code lessで実現するデジタルコンテンツのサブスクリプション機能

Program code

この記事は、Stripe Advent Calendar 2018 の 12月20日(木)分の投稿です。想定外の案件が入り込み繁忙のため、大幅に遅れてしまいましたが、年内最終日に投稿いたしました。来年は遅れないよう、飛び込み案件はなるべく受けないよう頑張ります、、、猛省!!

 

開発者の役割が変わる!?

今年のAWS re:Invent で、AWSのCEOであるAndy Jassy氏が開発者のことをビルダーという呼び名で繰り返していた。あらゆるインフラの制約から解き放たれ、自らのサービスを構築するために多くのビルディングブロック(各ベンダーの製品郡)を組み合わせることで、新たなサービスをビルド出来るという意味で使われていたのではないだろうか。

 

ZDnet – 開発者ではなく「ビルダー」–AWSの呼び方に違和感を感じる人もhttps://japan.zdnet.com/article/35129456/

 

その呼称に違和感を感じたエンジニアの方も多いとは思うが、現状ではビルダーという役割で自社サービスが構築できるほど各クラウドサービスが円熟しているわけでもないし、今後もCodeそのものを記述しなければITのシステム構築は実現できないのは言うまでもない。

もちろん、上記の記事で話題となっているAWSのサービスにおいても、個々のサービスにプログラムが介在しなければ、サービス間を繋ぎ、システムを稼働させていることに加え、他社サービスとの組み合わられませんし、まだまだシームレスに接続出来る状況にあるとは言えません。

今日現在においては、Codeが介在しなければシステムを作り上げる事は出来ない。

それでも、限られた範囲においては、既にCode lessな時代に突入してきていることは、ITシステムの利用者だけでなく、エンジニアも知っておくべきことであり、開発者の呼称がビルダーへと変わる可能性を示していると言えるのではないでしょうか。

 

今できる Code less

今回は、デジタルコンテンツのサブスクリプション機能の実現をCode less、ビルダーとして構築するための手法を示すことで、上述の可能性を感じて貰いたい。クレジットカード決済というサービス構築にとって核となる機能であっても、デジタルコンテンツを提供するサブスクリプションの仕組みをWordPressと会員管理のためのプラグインツールであるWP MembershipおよびStripeを利用することで、コードを一切記述することなくデジタルコンテンツを提供する仕組みを提供できるのです。

 

WordPressとStripeで実現するサブスクリプションの構築方法

まず、Stripe側の設定として、

1.商品
左端のメニューにある「Billing」をクリック、展開されたメニューにある「商品」をクリックし、商品一覧のヘッダー部中央にある「+ 新規」ボタンをクリックする。

Stripe - 商品を追加

 

2.商品を作成
「商品を作成」にある「商品名」に名称を入れて、左下にある「商品を作成」ボタンをクリックする。

Stripe - 商品を作成

3.料金プランの設定
「プランのニックネーム」に名称(なんでもOK)を入力。料金体系「定額利用」を選択し、単価に毎月徴収したい金額を入力する。また、トライアル期間が有る場合はトライアルの日数を入力してから、「料金プランを追加」ボタンをクリックする。

Stripe - 料金プランの設定

下記の画面が出てきたら、Stripe側の設定は完了です。

Stripe - 料金プランの設定

 

 

次にWordPress側のWP Membershipの設定として、

1.会員レベルの設定
有料会員と無償会員を作るのであれば、「新規追加」を追加して会員レベルを2つ登録する。

WordPress - 会員/非会員設定

2.無料会員の設定
WP Membershipの「設定」メニューをクリック。下記の画面の「無料会員を有効にします」にチェックを入れ、「無料会員レベルのID」に会員レベルで設定したIDを入力し、「変更を保存」をクリックする。

WordPress - 無料会員の設定

3.支払いボタンを追加
WP Membershipの「支払い」メニューをクリックし、「Manage Payment Button」を選択。画面下部にある「Create New Button」ボタンをクリックする。

WordPress - 支払いボタンの追加

下記の画面から、Stripe Subscriptionを選択し、「次」ボタンをクリック。

WordPress - 決済種別の選択

下記の設定画面のStripe API Settingsへ、Stripeのテスト用と本番用の公開鍵と秘密鍵(キー情報は、Stripeの開発者メニューのAPIキーをクリックすると公開鍵と秘密鍵が出てきます)を登録し、「支払いデータ保存」ボタンをクリックすれば、登録は完了である。あとは、このボタンのショートコードを会員登録画面に設置すれば、サブスクリプション機能の実装は完了です。

WordPress - API設定

 

上記の設定以外では、入会ページへの支払いボタンを登録する作業など、所々端折っているが、非常に簡単に実現できるのは言うまでもありません。

WordPressに限らず、何らかのサービスを実現するにあたって、既存のサービスを吟味し、できるだけプログラムコードを書かないで実現する方法を検討することも、十分検討するに値するものですので、是非、貴社のサービスにあったシステムを組み合わせてみてください。

来年、多くのサービスが決済サービスというハードルで躓かないために、より多くの人達にStripeを利用していただくことや、より多くの人達に知って貰うことが出来ればと考えていますので、ビジネス構築を行っているユーザーの方、システム開発を行っているエンジニアの方々まで、価値のある情報を提供していきたいと思います。

また、来年も更なるキャッシュレスの世界が広まりますように!!